後援会だより

陽春 第30号

オーストラリアへ海外視察

オーストラリアへの海外視察
日本とオーストラリアの高齢者サービス制度の違い
老人介護施設 我が国の在宅介護の基本的な考え方は、自立支援のために必要最低限の直接的な介護サービスを行う事であるのに対し、オーストラリアは、この直接的な介護に加え、庭の手入れ、ペットの世話などといった高齢者が在宅生活を続けるための「生活支援」をしており、「介護保険制度」にプラス「高齢者生活支援制度」を組み込んでいるところに大きな違いがある。
また、多くの施設ではダイバージョナルセラピー(気晴らし療法〜心と生活環境の総合的ケア〜レクレーションや趣味活動、バス旅行など、マナラ・ガーデンズ・ホステル一人ひとりの自己表現や希望に答えて、様々なプログラムの実践や生活環境全般をコーディネイトし、精神ケア等を必要とする高齢者の自立、活性を促進させるための療法)という専門的な職種が活躍している。
オーストラリアの先進農業と農業施設
 オーストラリアは農業技術の水準が非常に高く、農業先進国であり、酪農製品の日本への輸出額は、総輸出額の約4分の1にあたり、我が国の全酪農製品輸入額に占めるオーストラリアからの輸入額の割合は約40%にものぼる。
民間酪農農家 バーケッツ・デイリー・ファーム
ロジャー・アットウォーター教授 しかし、民間酪農農家に対して国または州からの補助金がないので、周辺の200ほどの酪農家で組合を作り、その組合の中で、助け合って販売・加工に取り組んでいる。
農業先進国でありながら、利用されている農地面積は全農地面積の8%にしかすぎず、農業用水も買わなければならない上に、その水もなおリサイクルする必要があるというオーストラリア特有の農業事情があり、政府は農業省管轄の研究施設を中心とした農業研究を盛んに奨励している。
西シドニー大学 水の再利用事業について
 西シドニー大学では、「ハウクスベリーの水の再利用事業〜下水と雨水を浄化し処理された水を再利用していくシステム」を研究、現在、1日に2,500m の下水処理が出来る。

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